ベートーヴェン生誕250年のアニバーサリーイヤーとなるこの年に、年間を通じベートーヴェンの交響曲、全9曲を演奏する「大分ベートーヴェンプロジェクト2020」を開催。その一環として、2回にわたり開催された「ベートーヴェンレクチャー」の様子をご紹介します。
2回目は、ベートーヴェンの交響曲(第5番〜第8番)の全体的な特徴を、古典派の作曲家との比較や構造等をわかりやすく解説。
名曲「運命」の解説では、指揮者による演奏の比較を通して、楽しく、わかりやすく伝授。交響曲第6番「田園」では描写に着目するなど、さまざまな観点からベートヴェンの特徴や魅力を探っていきます。
大分県立芸術文化短期大学教授
森口 真司moriguchi shinji
大阪府出身。 京都大学文学部を経て、1995 年東京藝術大学指揮科大学院修了。指揮法を田中良和、遠藤雅古、フランシス・トラヴィス、若杉弘、岩城宏之の各氏に師事する。大学院修了後すぐプラハの春国際音楽コンクール指揮部門に於いて第3位受賞(1位なし)。 以降、東京フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団など全国各地のオーケストラに客演。また東京二期会を中心にヤナーチェク『イェヌーファ』、ワー グナー『さまよえるオランダ人』、モーツァルト『皇帝ティトゥスの慈悲』『魔笛』、リヒャルト・シュトラウス『ダナエの愛』(日本初演)『ダフネ』(日本初演)など数多くの公演に合唱指揮者として参加、その手腕は極めて高く評価されている。