西洋絵画の旅Ⅲ 印象派

ビジネスシーンでもきっと役立つ西洋絵画の歴史について学ぶことができる特別講座を3回シリーズでお届けします。 最後にご紹介するのは、前回に続き、新古典主義とそれ以降の美術。

19世紀、普遍的な美を追求した新古典主義の反動のように誕生したのが、より感情的・情熱的で表現者自身の感覚を重視するロマン主義。そんなロマン主義として知られるドラクロア、後に誕生した印象派を代表するモネとルノワールなど、さまざまな主義のもとに活躍した画家や傑作を解説します。

美術品の背景を知ることで、より深く美術品を堪能できます。
これまでの見方がガラリと変わるような深く掘り下げた西洋美術の歴史の旅を、ぜひお楽しみください。

慶應義塾大学 専任講師(美術史)

荒木 文果Araki Fumika

福岡県出身。 九州大学で美術史を専攻。同大学大学院修士課程を経て、2007年よりローマ第一大学美術史学科に留学。2012年に、同学科にて日本人初となる博士号を取得。2013年、鹿島美術財団『財団賞』受賞。東京大学に日本学術振興会特別研究員として在籍後、2015年より現職。専門はイタリア・ルネサンス美術史で、特に15世紀にイタリアで描かれた壁画や托鉢修道会の美術についての論文を執筆している。また、国際学会における発表やイタリアでの研究書(Le cappelle Bufalini e Carafa, CampisanoEditore, 2019)の出版など、国際的な場でも活躍中。「難しいことも分かりやすく」をモットーとした講義や講演も人気を博している。2歳児を育てるママでもある。

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