西洋絵画の旅Ⅱ 新古典主義

ビジネスシーンでもきっと役立つ西洋絵画の歴史について学ぶことができる特別講座を3回シリーズでお届けします。

第2回目は、16世紀から19世紀まで。西洋美術史の中でも豊かで重要な400年を追っていきます。

華やかなルネサンスの後に起きた、“新古典主義”とはどのようなものだったのでしょうか。

時代の表現者、時代の目撃者とも言われる絵画。一つの絵画を読み解くことで時代の社会背景を知らしめてくれる役割を果たしています。
図像学・図像解釈学という美術史学の方法論をもとに、ルネサンスの後に誕生したマニエリスム様式、バロック美術、ロココ美術、新古典主義まで、さまざまな傑作を読み解いていきます。

最終回となる第3回は、新古典主義以降、様々な主義のもとに生まれた作品を、モネとルノワールを中心に追っていきます。

慶應義塾大学 専任講師(美術史)

荒木 文果Araki Fumika

福岡県出身。 九州大学で美術史を専攻。同大学大学院修士課程を経て、2007年よりローマ第一大学美術史学科に留学。2012年に、同学科にて日本人初となる博士号を取得。2013年、鹿島美術財団『財団賞』受賞。東京大学に日本学術振興会特別研究員として在籍後、2015年より現職。専門はイタリア・ルネサンス美術史で、特に15世紀にイタリアで描かれた壁画や托鉢修道会の美術についての論文を執筆している。また、国際学会における発表やイタリアでの研究書(Le cappelle Bufalini e Carafa, CampisanoEditore, 2019)の出版など、国際的な場でも活躍中。「難しいことも分かりやすく」をモットーとした講義や講演も人気を博している。2歳児を育てるママでもある。

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